「内定は出たけど、退職手続きとか引き継ぎを考えると、入社まで2ヶ月は欲しい…交渉できるのかな?」そう思っている方は安心してください。
入社日を2ヶ月後に設定する交渉は十分可能です。在職中の転職なら、退職交渉+引き継ぎで1.5〜2ヶ月かかるのは企業側も理解しています。ただし、伝え方を間違えると印象が悪くなるので注意が必要です。
退職に必要な期間について、法的なルールは厚生労働省の労働基準に関するページで確認できます。入社日交渉のコツはdodaの転職ガイドでも詳しく解説されています。
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入社日交渉で企業が許容する期間の目安
| 入社までの期間 | 企業の反応 | 交渉の難易度 |
|---|---|---|
| 2週間以内 | 歓迎される | 交渉不要 |
| 1ヶ月後 | 一般的。問題なし | ★☆☆☆☆ |
| 1.5ヶ月後 | 許容範囲内 | ★★☆☆☆ |
| 2ヶ月後 | ほぼ許容範囲。理由説明が必要 | ★★★☆☆ |
| 3ヶ月後 | やや長い。強い理由が必要 | ★★★★☆ |
| 3ヶ月以上 | 内定取り消しリスクあり | ★★★★★ |
2ヶ月後の入社は在職中の転職者なら一般的な範囲です。企業側も「退職手続きに時間がかかる」ことは承知しているので、理由をきちんと伝えれば問題ありません。

入社日を2ヶ月後にしたい場合の伝え方
伝えるべき3つのポイント
- 理由を明確にする:退職交渉、引き継ぎ、有給消化など
- 入社の意欲を示す:「御社で働くことを楽しみにしている」
- 具体的な日付を提示する:「〇月〇日を希望します」
理由として使えるもの
- 現職の退職交渉に時間がかかる
- 引き継ぎを丁寧に行いたい
- 就業規則で退職は1ヶ月前告知が必要
- 有給休暇の消化期間が必要
- プロジェクトの区切りに合わせたい
NGな理由・伝え方
逆に、以下のような理由や伝え方は避けましょう。印象を大きく損ねる可能性があります。
- 「なんとなく準備期間が欲しい」→目的が不明確で意欲を疑われる
- 「他社の選考結果を待ちたい」→入社意欲が低いと思われる
- 「旅行に行く予定がある」→仕事の優先度が低いと判断される
- 「少しゆっくりしたい」→やる気がないと受け取られる
入社日の交渉では「前の会社に迷惑をかけたくない」「御社に万全の状態で入社したい」という姿勢が最も好印象です。自分都合の理由は避け、ビジネスパーソンとして責任感のある対応をしていることをアピールしましょう。

交渉のタイミングとメール例文
ベストなタイミング
内定通知を受けた直後、承諾する前に伝えるのがベストです。承諾後に「やっぱり遅らせて」は印象が悪くなります。
理想的な流れとしては、以下のステップを踏みましょう。
- 内定通知を受ける
- 感謝の意を伝えつつ、入社日の相談を申し出る
- 希望する入社日と理由を具体的に伝える
- 企業からの回答を待つ
- 入社日が決まったら、正式に内定を承諾する
メール例文
件名:入社日のご相談(氏名)
株式会社〇〇
人事部 △△様お世話になっております。〇〇です。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
御社で働くことを大変楽しみにしております。入社日についてご相談させていただきたく存じます。
現職の引き継ぎおよび退職手続きの関係で、
〇月〇日の入社を希望しております。現職の就業規則では退職の1ヶ月前告知が必要となっており、
また担当業務の引き継ぎを丁寧に行いたいと考えております。
御社にご迷惑をおかけすることのないよう、
準備を万全にして入社したいという思いからのお願いです。ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
メール作成時の注意点
上記の例文をベースに、自分の状況に合わせてカスタマイズしましょう。作成時に気をつけたいポイントは以下のとおりです。
- 件名はわかりやすく:何の相談かが一目でわかるように
- 感謝→相談→理由の順番で書く
- 日付は具体的に:「2ヶ月後くらい」ではなく「〇月〇日」と書く
- 「前向きな理由」を強調:「引き継ぎを丁寧に」「万全の状態で入社」
- 返信は迅速に:メールを送った後、企業から返信があればすぐに対応する

電話での伝え方
「内定のご連絡、ありがとうございます。ぜひ御社で働きたいと考えております。入社日について一点ご相談なのですが、現職の引き継ぎと退職手続きの関係で、〇月〇日からの入社を希望しております。現職に迷惑をかけず、御社にも万全の状態で入社したいと考えてのお願いです。ご調整いただくことは可能でしょうか。」
電話の場合、メールよりもカジュアルになりがちですが、要点は同じです。「感謝→相談→理由→配慮」の流れを意識しましょう。電話後にメールでも改めて内容を送っておくと、記録として残るので安心です。
入社日交渉で気をつけるポイント
1. 可能な限り早い日程を提示する
「2ヶ月後」がMAXなのか「本当は3ヶ月かかるけど頑張って2ヶ月にした」のかでは印象が違います。最大限の努力をしている姿勢を見せることが大切です。
2. 曖昧な日程を避ける
「2ヶ月後くらい」ではなく「〇月〇日」と明確にしましょう。企業側も受け入れ準備が必要です。
3. 一度決めた入社日は変更しない
「やっぱりもう少し遅らせて」は信用を失います。確実に入社できる日を最初に伝えましょう。
4. 転職エージェント経由なら代行してもらう
入社日の交渉はエージェントに任せた方がスムーズです。自分で直接交渉するより角が立ちにくく、企業との調整にも慣れています。
入社日の調整はエージェントに任せると安心です。リクルートエージェント公式サイトなら交渉を代行してくれます。ハローワークでも相談できます。
5. 入社日の「幅」を持たせる
「〇月〇日を希望していますが、もし難しければ△月△日でも調整可能です」と2案提示しておくと、企業側も調整しやすくなります。ただし、最初から幅を広げすぎると「この人、本当に来る気があるのか」と思われる可能性があるので、1週間程度の幅にとどめましょう。
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入社までのスケジュール例
| 時期 | やること |
|---|---|
| 内定日 | 入社日の交渉、内定承諾 |
| 1週目 | 上司に退職を報告 |
| 2〜3週目 | 退職届の提出、退職日の確定 |
| 3〜6週目 | 引き継ぎ資料の作成、後任者への引き継ぎ |
| 7〜8週目 | 有給消化、挨拶回り、入社準備 |
| 入社日 | 新しい職場でのスタート |
退職交渉がスムーズにいかない場合の対処法
入社日の交渉がうまくいっても、現職の退職交渉がスムーズにいかないケースもあります。「後任が見つかるまで待ってほしい」「今辞められると困る」と引き止められる場合の対処法を押さえておきましょう。
引き止めへの対応
- 「後任が見つかるまで」と言われた場合:後任探しは会社の責任。退職日を先延ばしにする義務はありません。ただし引き継ぎ資料をしっかり作成するなど、できる限りの協力姿勢は見せましょう
- 「給料を上げるから残ってほしい」と言われた場合:一時的な条件改善で引き止められても、根本的な転職理由が解消されるかを冷静に考えましょう
- 上司が退職届を受け取らない場合:人事部門に直接提出する方法もあります。法的には退職届は14日前に提出すれば有効です

よくある質問(FAQ)
Q. 入社日の交渉で内定取り消しになることはある?
2ヶ月程度なら内定取り消しになることはまずありません。ただし、3ヶ月以上を要求すると「本当に来る気があるのか」と思われるリスクはあります。
Q. 現職の退職が予定より長引いた場合はどうする?
できるだけ早く転職先に連絡して事情を説明しましょう。事後報告よりも、途中経過を共有する方が誠実な印象を与えられます。
Q. 面接中に入社可能日を聞かれたらどう答える?
「現職の引き継ぎを考慮し、内定後約2ヶ月での入社を想定しております」と正直に伝えましょう。
Q. 有給消化の期間も含めて2ヶ月と伝えていい?
はい。有給消化は労働者の権利なので、その期間を含めた入社日設定は問題ありません。
Q. 入社日を早めてほしいと言われたら?
可能なら調整しましょう。ただし現職への引き継ぎが不十分になるリスクがあるので、「引き継ぎの品質を保つために〇日は必要です」と説明しましょう。
Q. 入社日の交渉はメールと電話どちらが良い?
企業からの連絡手段に合わせるのが自然です。電話で内定連絡を受けた場合はその場で伝え、メールだった場合はメールで返信します。電話で伝えた場合でも、改めてメールで内容を共有しておくと記録として残るのでおすすめです。
Q. 新卒で退職経験がなく、退職の切り出し方がわからない
直属の上司に個別の時間を取ってもらい、「ご相談したいことがあります」と切り出しましょう。「退職を考えている」ではなく「退職を決意した」という伝え方がポイントです。相談ベースだと引き止められやすくなります。
まとめ
- 入社日2ヶ月後の交渉は在職者なら一般的な範囲
- 交渉は内定後・承諾前がベストタイミング
- 具体的な日付と明確な理由を伝える
- 一度決めた入社日は変更しないのが鉄則
- エージェント経由なら交渉を代行してもらえる
- 退職・引き継ぎのスケジュールを逆算して計画を立てる
- 「他社の選考待ち」などNGな理由は絶対に伝えない
- 退職交渉が難航した場合の対処法も事前に知っておく
入社日の交渉は、あなたの誠実さと計画性を示すチャンスでもあります。丁寧に対応すれば、転職先にも好印象を与えられます。

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